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ぽや妻(@poyatabi)です。
この記事では2025年3月に行ったトルコ&イタリア旅についてまとめています。今回はヴェネツィア観光の様子をまとめました。
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ヴェネチアから日帰りでパドヴァ観光

旅行5日目の午後はヴェネツィア(メストレ)からバスでパドヴァへ!イタリアルネサンス絵画の先駆者ジョットの傑作を観に行きます。旅の様子は動画にまとめましたのでぜひご覧ください♪
このトルコ&イタリア旅2025の様子をまとめてご覧になる場合はこちらからどうぞ☺
スクロヴェーニ礼拝堂|Cappella degli Scrovegni

今回のパドヴァ訪問の目的はジョットの傑作、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画を観ることです。

チケットは事前にオフィシャルサイトからオンライン購入しました。1人16ユーロ(カード請求額:2,635円)。

大きな荷物はこちらのロッカーに預けるようです(ぽや家は身軽だったので預けていません)。

予約時に時間指定し、見学前に礼拝堂の横にある待機室(前室)で15分間待機します(この間、ビデオでジョットや礼拝堂の解説が流れる)。その後礼拝堂に入って15分間見学。
ジョットとは
ジョット・ディ・ボンドーネ(Giotto di Bondone, 1267頃–1337)は13~14世紀に活躍した画家で、「ルネサンス絵画の父」と呼ばれています。彼の凄いところは人の喜びや悲しみを生き生きと描いたこと。さらに奥行きや立体感を取り入れ、平面的だった中世美術にリアルさを与えました。スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画はその代表作で、物語を追体験できるような表現が今も多くの人を魅了しています。

天井と全ての壁がフレスコ画で埋め尽くされています。色も鮮やかでとても美しいです。
フレスコ画とは
漆喰が乾く前に顔料で描く手法で、鮮やかさが長く保たれる描画方法です。

窓から自然光が入って眩い。
フレスコ画は上段・中段・下段に分かれていて、聖母マリアの両親(ヨアキムとアンナ)とマリアの誕生の物語が描かれ、中段にはキリストの生涯(誕生、奇跡、受難など)、下段には受難と復活までの場面が描かれています。

『幼児虐殺』のシーン。※新約聖書『マタイによる福音書』2章に基づく場面。
イエスの誕生を脅威と感じたヘロデ王が、ベツレヘム近郊の2歳以下の男児を皆殺しにせよと命じたという、残酷なエピソード。兵士たちが子供を奪い、母親が必死に抵抗しながら泣き叫ぶ姿が力強く描かれています。キリストの一生を描いた宗教画ではよく出てくるシーンも、ジョットが描くと母の怒りや悲しみが伝わってきますね。

『ユダの接吻』のシーン。
裏切り者のユダは、イエスを捕まえるためにやってきた兵士に『この人物がイエスだ』と知らせるために接吻をしたわけです。

最後の審判もこの距離感で観ることができます。素晴らしいです。

スクロヴェーニは父の代から続く裕福な銀行家でしたが、当時、高利貸しは罪深い職業とみなされていたため、自身や家族の救済を祈り、罪を償う目的で礼拝堂を建てたのです。
15分の見学時間でも大満足!
15分と聞くと短いように感じますが、結構じっくり観ることができます。一緒に入った学生さんたちのグループ(先生もいたので課外学習でしょうか)は5分くらいで飽きちゃってました(笑)
ぽや家は午後2時半の予約でしたが、午前や夜はまた見え方が違うと思います(窓からの光の差し方やライティングが違うと思うので)。機会があればまた訪れたい場所です。そして、ヴェネツィアのついでにパドヴァまで足をのばすのも個人的にとてもオススメ!です☺
徳島県の大塚国際美術館にも実物大の展示があります
2022年に行った大塚国際美術館。ここにはスクロヴェーニ礼拝堂を再現した展示がありますので、イタリア行くのはちょっと遠いな…という方はこちらもおすすめです☺
ラジョーネ館|Palazzo della Ragione

入場料は大人一名8ユーロ。その場で購入できました。

チケット売り場は階段の中腹にあります。

ラジョーネ館もとても良かったです!とにかく広い!柱のないこんな広い空間ってなかなかないですよね〜。
船をひっくりかえしたような屋根もユニークで特徴的です。
ここはもともと、市庁舎や裁判所として使われていた建物です。現在は美術館として利用されています(広い空間を利用して、さまざまな展示もされるらしいですが、ぽや家が行ったときは何も展示されていませんでした)。

木製の馬もこんなに大きい!(※ぽや妻は162~3cmくらいの丸いフォルムのおばさんです=つまり大きい。大きなおばさんと比べてもこの大きさです!!)

これはドナテッロ作のガッタメラータの騎馬像の馬の部分の木製コピーらしいです。

そして、壁を埋め尽くすフレスコ画。

ラジョーネ館は一般的な建物とは違い、正方形ではなく!台形に近い独特な形状をしています。建物の各四隅に行って見ると、このように直角ではないのですよね〜。なので、建物の端に立って眺めると、歪んで見えるというか、パースが狂っているように見えます。

1階部分は市場になっているので、こちらを観て回るのも楽しいと思います。
サタントニオ聖堂|Basilica di Sant’Antonio di Padova

ちょっと歩きますが、サンタントニオ聖堂にも足をのばしてみました。

中は撮影禁止なのですが、ジョット工房が制作したとされるフレスコ画やドナテッロの彫刻群や祭壇があり、見応えあります。

聖堂の近くにあるドナテッロ作のガッタメラータの騎馬像は、ぽや家が行った時(2025年3月)は工事中でした〜。
半日では時間が全く足りなかった
今回のパドヴァ訪問はとにかく時間が無かったのであまりゆっくりと観て回れませんでした。まだ見てみたい場所が多いので、いつかまた訪れたいなと思います。
はじめてのFlixBus(フリックスバス)

今回の旅で、初めてFlixBusを利用しました。FlixBusは格安長距離バスとして有名なので名前は知っていましたが、使ったことがありませんでした。
今回のイタリア滞在では鉄道ストライキに当たってしまったので、バス移動に切り替え、出発前にメストレ(ヴェネツィア)からパドヴァの往復チケットを購入しました。
メストレからパドヴァへは鉄道(普通列車)が一番お安いと思うのですが、ストなので仕方がありません。
↓FlixBusのメストレ駅近くのバス停はここです。
行きは順調に予定通り35分でパドヴァに到着。街の外れの駐車場(バス停)に着きます↓。
帰りもこのバス停から乗るのですが!帰りの便が2時間以上遅れるとの通知がきたので、片道(復路)をキャンセルすることになりました。キャンセルの手続きはアプリから簡単に出来ます。さらに返金手続きもアプリで簡単にできました。(スクショしておくのを忘れました〜…)
往復代金(2名分|座席指定込み):24.11ユーロ(カード請求額:3,872円)
キャンセル返金分(2名分):-11.56ユーロ(カード返金額:-1,818円)
FlixBusはローコストバスなので、きっとぽや家が乗る予定だったバスの乗客が少なかったとかそんな理由で、1本か2本あとのバスと一緒にされてしまったのだと思います。安さを売りにしているサービスなので、採算が合わないならそうしますよね。FlixBusを利用する際はこのようなこともあると心の準備をしておいた方が良さそうです。

結局、バスの復路をキャンセルし、スト中ですが駅に戻って特急(イタロ)のチケットを購入してメストレ駅に戻りました。

駅では普通電車がほぼ運休、特急が間引き運転という感じで、掲示板を観て困惑している人も多かったです。
ストライキは事前にアナウンスされていますが、やっぱり混乱はあるようでした。
ホテルの近くのレストラン|Ristorante Pizzeria Da Michele

この日は疲れ果てたので遠出する元気がなく、メストレ駅と滞在ホテルの中間地点くらいにあるレストランで夕食にしました。

アペロールで乾杯し、ボンゴレスパゲッティとイカ墨スパゲッティ、ミックスサラダで税サ込で54.2ユーロ(カード請求額9,094円)でした。円安なので高いですね〜…。
お味のほうは普通です。ちょっとパスタが茹ですぎで柔らかかったのと、塩が足りない感じのぼやけた味でしたが、欧米系のお客さんが多いお店なのでこういう味付けに落ち着いているのかもしれません。(アメリカで食べるパスタとか、茹ですぎてコシなんてないですからねー)
最高に美味しい!というわけではありませんが、無難に美味しいのでOKです。サービスも問題なく、感じの良い青年が対応してくれました。
この日もスーパーへ買い出しに行く
お腹が膨れたところで、楽しいスーパー散歩。ホテル近くのIntersparの2階を観て歩きました。

ハムやチーズの量り売り(ワクワクする!)。

お惣菜もいろいろありました。
ところで、イタリアのスーパーではパンも量り売りなんですね〜(知らなかったー)。海外のスーパーはやっぱり楽しいです♪
Interspar
翌日はいよいよヴェネツィアを離れてイスタンブールに戻ります。(つづく)
今回の旅で使ったeSIM

【ヨーロッパ eSIM】30日間 高速データ10GB 低速データ使い放題 データ通信専用 ヨーロッパ sim イギリス・ドイツ ・フランス・トルコを含む40のヨーロッパ諸国で使用可能|mewfi
今回ぽや家が利用したのは↑こんなやつ。Amazonで購入しました。
決め手は、トルコとイタリアどちらの国でも設定なしで繋がるというところ。実際、トルコからイタリアを行き来した際には、機内モードを解除して1〜2分待つと普通に繋がりました。
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