【ベトナム旅行2025】シニアと行く古都フエ

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ぽや妻
ぽや妻

こんにちは!
ぽや妻@poyatabi)です。
2025年1月のベトナム親子旅の様子を動画と記事にまとめています。旅の計画の参考にしていただけましたら幸いです☺

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ベトナム親子旅2025|フエ1日観光

こちらからご覧ください☺
ベトナム親子旅2025④|画像をクリックするとYouTubeに移動します

2025年1月に両親と行ったベトナム中部の旅。ダナンからツアーで行くフエ1日観光の様子を動画にまとめましたのでぜひご覧ください☺ このベトナム旅の様子をまとめてご覧になる場合はこちらからどうぞ☺ ぜひチャンネル登録よろしくお願いいたします☺♥

【ぽや旅|再生リスト】ベトナムの旅記録(全部入り)

現地ツアーでフエ日帰り観光へ

KKdayの現地ツアーを申し込みました

こちらのプライベートツアーでフエ観光へ行きました。ガイドさんは日本語のできる方を選べます。

ホテルに朝8時に迎えに来てもらい、夕方まで日帰りツアー。70代両親を連れての旅なので、プライベートツアーはとても良かったです。

ハイヴァントンネルを使ってフエへ

ダナンとフエの間にはハイヴァン峠があります。ハイヴァン峠を通るルートだと景色が良いのですが時間が(ツアーだと追加料金も)かかります。今回は移動時間の節約のため、峠道を諦めてトンネルを使って移動することにしました。

ハイヴァントンネル|Hầm Hải Vân

ハイヴァントンネルは日本と韓国の協力で2005年に完成した全長6.28kmの、ベトナムで最も長い自動車用トンネルです。トンネル内は明るく綺麗でした。

ドラゴンボートでクルーズ

最初に車を降りたのは船着き場。ドラゴンの形をしたボートが並んでいます。

ドラゴンボートでフーン川(Hương Giang/Sông Hương)クルーズへ。フーンとは香りという意味。

チャンティエン橋(Cầu Trường Tiền)をくぐって王宮の近くまで行きます。この橋はエッフェル塔を作ったエッフェルの会社が設計したもの。

フエ王宮

1993年、「フエの建造物群」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。

お堀を超え、城壁をくぐって、王宮に到着。まず見えてきたのは砲台|九神功砲。9門の大砲は儀礼用で、これらは実際に使われたことは無いそうです。

王宮の正門にあたる午門 (Ngọ Môn)。立派な門です。

フエ王宮は北京の紫禁城をモデルに作られているそう。城壁とお堀に囲まれた構造になっています。

門を抜けるとまっすぐにのびる道が。両脇には池がありとても綺麗です。正面に見えるのが太和殿

太和殿 (Điện Thái Hòa)は戴冠式など重要儀式が行われた宮殿。

太和殿を抜けると長い回廊があり、その奥に洋館が見えます。

回廊を通って奥へ進みます。回廊の壁には写真が飾ってあり、当時の生活を垣間見ることができます。

こちらの洋風の建物は建忠殿(Điện Kiến Trung)。皇帝の日常生活の場だったところです。フランス植民地風 +とベトナム伝統建築が融合された豪華な建物。

外観はバロック風で、フランス建築やアール・ヌーヴォーの装飾が見られます。戦争や時間経過により荒廃・部分崩壊していましたが、2020年代に入り、本格的な修復が始められました。

中もベトナム風とフランス風の折衷でした。

今回はツアーということで、あまりゆっくり観ることができませんでしたが、敷地内には沢山の建物があり、見どころも多いと思います。次回訪れる際にはもっとのんびり見学してみたいなと思いました☺

ティエンムー寺|Thiên Mụ|天姥寺

王宮の次にやってきたのはティエンムー寺。フエ市内中心部から西へ約5kmほどのフーン川沿いにあるお寺です。漢字で書くと天姥寺。天の老婆のお寺です。

八角七重塔、トゥニャン塔(Tháp Phước Duyên)

ティエンムー=「天姥(てんぼ)」伝説のあるお寺です。

昔々、この場所では不思議な老婆が夜な夜な現れて「この場所は神聖で、いつか徳のある王がここに寺を建てて、人々の幸せを願うであろう」と言ったと伝えられていたそう。人々はこの老婆を「天から来た姥(おばあさん)=ティエン・ムー(Thiên Mụ)」と呼ぶようになりました。

1601年、グエン朝の始祖となるグエン・ホアン(Nguyễn Hoàng)がフエの地を視察中、この伝説を耳にし、ここにお寺を建立。ティエンムー寺と名付けられた、というわけです。

グエン・ホアンは後のグエン王朝(1802年建国)につながる政治的・宗教的基盤を築いた人物です。

落ち着いた雰囲気が素敵なお寺でした。

ツアーに付いていた昼食

ランチは観光客向けのレストラン。ベトナムらしい雰囲気です。

メニューもベトナム中部の名物料理も織り交ぜつつ、日本人にも食べやすいお料理が揃っていて、高齢の両親も違和感なく楽しめていました。

トゥドゥック帝廟

午後の観光は皇帝のお廟巡り。1つめはフエ郊外にあるトゥドゥック帝廟(Lăng Tự Đức)へ。

ここはグエン朝第4代皇帝トゥドゥック帝(Tự Đức, 在位1848〜1883)の霊廟です。王の死後に建てられたお墓ではなく、生前に王自らが設計し、詩作と静養のために使われていました。美しく静謐な帝廟です。

こちらの池では釣りなども楽しんだようです。

碑亭。
この中に大きな石碑があり、そこには皇帝が生前に書いた墓誌|トゥドゥック帝自身が自らの人生・政治・苦悩・後悔をまとめて書いた碑文が刻まれています。

ベトナム皇帝が自分の人生を批判的に見つめて書いた例は極めて珍しいそうです。

お墓は奥にひっそりとありました(写真が残っていないのですが、シンプルなお墓です)。トゥドゥック帝廟にある墓所には実際に王の遺体が埋葬されているかどうかは不明です。

墓荒らし防止のため本当の埋葬場所はごく少数の近臣しか知らなかったようです。また、口封じのため王の棺を埋葬した労働者は、その後全員処刑されたとの伝承もあります。結果、現在に至るまで本当の墓の場所は分かっていません。

こちらも駆け足での見学だったので、またゆっくり訪れてみたい場所でした。

カイディン帝廟

この日最後の見学場所はカイディン帝廟(Lăng Khải Định)です。カイディン帝(Khải Định)はグエン朝第12代皇帝(在位1916–1925)

グエン朝の他の帝廟に比べて敷地は小さいですが、ご覧の通り高低差があり階段が多いです。

カイディン帝廟の最大の特徴は、東洋と西洋の折衷建築です。

石像のように見えますが、これらはコンクリート造。このお廟は鉄筋コンクリート製。当時最先端の西洋建材が使われました。

参道の入口からお墓まで127段の石段を登ります。階段の両脇には、石像(文官・武官・象・馬など)が整然と並び、荘厳な雰囲気を醸しています。

階段を登りきると天定殿(Thien Dinh Palace)があります。

中は豪華絢爛。カイディン帝は芸術と建築に強い関心があり、個人的な趣味が帝廟にも反映されたと言われています。

壁という壁が陶磁器の破片、鏡、色ガラスでモザイク風に埋め尽くされていて、天井にはダイナミックな龍の絵

これらのモザイクには日本製のビールの瓶なども使用されているそうで、それを見つけるのも楽しそうですね。

そしてこちらがお墓です。中央に等身大の皇帝像。ここの9m下に遺体を納めた石棺(墓室)があります。他の皇帝とは違い、明確にこの場所に埋葬されているとわかっているのはカイディン帝だけだそう。

1922年、カイディン帝は公式にマルセイユ植民地博覧会へ参加し、フランス本土を訪れた最初のベトナム皇帝となりました。その経験から西洋建築への興味が強くなり、最終的に彼の霊廟|カイディン帝廟にもその想いが反映されました。

この豪華絢爛なお廟の建築のための増税で市民の生活は困窮し、民衆からは悪い皇帝として語り継がれていますが、皮肉にも現在ではフエを代表する観光名所の一つとなり、多くの観光客を魅了しています。
ノイシュバンシュタイン城もそうですが、当時は税金の無駄遣いとされた建築が現在では観光地として人気というのは、観光地あるあるなんでしょうね。

階段が沢山あって疲れますが、階段を登る価値のあるお廟だと思います。おすすめです。

次に訪れる際にはフエに滞在してのんびり観て回りたい

初めてのフエ観光でしたが、とても良かったです。次回訪れる機会にはフエに滞在して、街歩きや観光を楽しみたいなと思いました☺

ダナンの滞在ホテル

海外旅行の動画いろいろあります↓

ベトナム旅行ぜんぶ入り|ダナン・ホイアン・フエ

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